ベネズエラ、ハイパーインフレにより増すビットコインマイニングの需要

ベネズエラではハイパーインフレがこれまでになく悪化し、生活必需品や食料などの物価が高騰している。ビックマックは半月分の給料に値する。年間のインフレ率は1,600%に達すると予想されている。この状況を生き抜くため人々はビットコインマイニングを始めているというレポートが発表された。

Nicolas Maduro大統領の社会主義体制では電力に多額の補助を行い実質無料で提供している。よって電気代のほとんどかからないマイニングが可能になっているという。

あるビットコインマイニングを行う人物は月に500ドル程稼ぐ。これで4人家族の食事と赤ちゃんのオムツなど必需品を買えるという。

しかし、以前からビットコインマイナーが政府当局に逮捕される事件が数件起きている。
ベネズエラの 男2人がビットコインマイニングで逮捕
4名のビットコインマイナーがベネズエラ当局にパクられる

これらの事件でマイニング機器は没収されるが、ほとんどの場合、警察や政府によりマイニングが続けられ個人的に利益を得ていると言われている。

ベネズエラでは、暗号通貨に適応する法律がないためマイニングが違法であるとの見方が強まっている。一方で取引所が一時閉鎖に追い込まれるなど過去にあったが、取引は容認されている。

マイナーが逮捕される事件が頻発した後、ビットコインマイニングは減少したと報じられているが、ブルックリンに本拠を置くベネズエラのビットコイン取引所であるSurBitcoinを運営するBlinkTradeの創設者Rodrigo Souza氏は「人々は以前マイニング行為を続けている。ただアンダーグラウンドに潜っただけだ。」と語っている。

最近では、イーサリアムマイニングを行っているマイナーが増えているという。リスクファクターがはるかに低く、利益率が高いという理由からのようだ。

フリーソフトウェアとビデオカードを備えたパソコンでマイニングを行うため、警察は通常のパソコンと見分けがつかずバレる確率が少ないという。

今後政府当局がどのように動くかは不明だが、ベネズエラでは暗号通貨の真のパワーが発揮されているようだ。

参考元
theatlantic.com