QTUM:アカウントアブストラクションレイヤーの概要

Qtumは信頼性が高く実績のあるビットコインブロックチェーンをベースにアカウントアブストラクションレイヤーが構築されており、Bitcoin Core 0.13ブロックチェーンがイーサリアバーチャルマシン(EVM)とシームレスにやりとりできるようなっている。 これにより、無限の可能性を秘めたスマートコントラクトとビットコインエコシステムの安定性と成熟度を組み合わせた、以前のイーサリアムでは手の届かない環境で、スマートコントラクトと、分散型アプリケーションを簡単かつ安全に実行することが可能になる。

今まで、ビットコインブロックチェーンの上にスマートコントラクトソリューションを実装しようとする試みは、問題を抱えていたりパッとしない、または主流のビジネス市場に導入できなかった。 これは主に、イーサリアムがアカウントベースモデルを採用しており、ビットコインブロックチェーンがコインをアドレスに関連付けるためにUnspent Transaction Output(UTXO)スキームを採用しているためだ。

アカウントベースモデルとは、アリスが10個のトークンを持ち、そのうち5個をトークンを1つも持たないボブに送信する。 5つのトークンは単にアリスの残高から差し引かれ、ボブに追加される。ボブは現在5コインを所有。 しかし、UTXOブロックチェーンでは、アリスは10個のトークンを直接保持するのではなく、以前のトランザクションの結果からコインの集合である一連の出力を保持していることとなる。

そのようなモデルでは、アリスが10個のトークンを所有する代わりに、例えば、(a)6個のコイン、(b)2個のコイン、(c)2個のコインからなる3つの出力を保持する。 このシナリオでは、アリスはボブに5つのコインを送るだけではなく、代わりに彼女(またはその財布)が最も適した出力を選択し、返金(コインピッキングと呼ばれるプロセス)を受ける必要がある。 この例では、アリスが6コインからなる出力(a)を転送し、1コインを「おつり」として受け取ることを意味する。 この「おつり」は、Unspent Transaction Output(UTXO)と呼ばれるもだ。 トランザクション後、アリスはまだ3つの出力を保持しているが、今回は(a)が1で、(b)と(c)は2のままである。

このような一見複雑な簿記スキームを採用することで、ビットコインブロックチェーンはSimple Payment VerificationまたはSPVをサポートすることができる。 SPVプロトコルを使用すると、ビットコインブロックチェーン全体をダウンロードせずに、ビットコインネットワークと分散型、信頼できる方法でライトウォレットのサポートが可能になる。 このプロパティは、モバイルアプリケーションや低帯域幅/ストレージ環境に非常にて役立つ。

今まで、イーサリアムのスマートコントラクトは、イーサリアムのアカウントベースのブロックチェーンがSPVアナログを提供していないため、そのような環境では実行できなかった。 これを解決するために、Qtumは、実績のあるビットコインブロックチェーン上に分散アプリケーションプラットフォームを構築し、Bitcoin Core 0.13プロトコルとEVMの間の通信レイヤーとして機能するQtumアカウントアブストラクトレイヤーを導入する。

すべてのトランザクションでコインピッキングを実行する必要性からQtumは、コントラクトがUTXO操作モードを無視できるようにする自動コインピッキングアルゴリズムでコード化されている。 アカウントベースの環境に展開されているかのように、正常に機能する。 この方法はQtumを既存のイーサリアムスマートコントラクトと互換性を持たせることが可能で、コードをほとんど変更することなくQtumで実行できるようにする。

参考元
qtum.org

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