ステラJoyce Kim『様々なデジタル通貨とその応用』、ステラとリップルの違い

6日に開催されたDigital GarageによるThe New Context Conference 2015 Tokyoへ取材を行ってきた。
ステラ

豪華な出演者とレセプションパーティーはかなりの盛り上がりを見せていた。出席者は30代後半以上の方が多いような印象を受けた。技術者の方もいたが、金融関係や大手企業の名刺を下げた出席者が多かった。ビットコインの研究や投資目的の方も多かったのではないだろうか。

THE NEW CONTEXT CONFERENCE

カンファレンスの内容や感想をいくつかピックアップして記事にする。

今回の記事はステラ財団のJoyce Kim氏のスピーチ『様々なデジタル通貨とその応用』とCCMの直接インタビューについて

ステラ財団のエグゼクティブディレクター、Joyce Kim氏が『様々なデジタル通貨とその応用』というテーマでスピーチを行った。
日本でのスピーチということもあり、HONDAの話を交えてわかりやすく参加者にデジタル通貨の応用について説明した。
CCMの直接のインタビューではリップルとの違いについてや日本コミュニティーについても語って頂けた。

Joyce Kim氏 スピーチ概要

ステラ

ステラは色々な人間が経済に参加するための非営利組織です。
デジタル通貨はビットコインブロックチェーンだけではありません。最初の製品だけがイノベーションというわけではないのです。
最初はフォードから始まった自動車ですが、HONDAの本田宗一郎もレンチをもっているときにアイディアが思い付いたことでしょう。
ビットコインも同様に手にレンチを持った時にイノベーションが生まれると考えます。
私はビットコインは大好きですし、価値の保存や送信に利用ができます。

ビットコインは規制や許可を受けずに送金可能でテクニカルなものですが、本末転倒になる可能性もあるのです。

ビットコインの課題

1、ボラティリティー
ビットコインの課題にボラティリティーがあります。価格の変動です。投資家にとっては好都合かもしれませんが、一般の人々にとってはデメリットです。価格の変動は受けたくありません。

ケニアの場合、これが貯蓄だとすると子供が学校をやめる必要が出てきます。ボラティリティーによって貯蓄がなくなったりする可能性があるからです。

2、マイニング

ある論文によると、マイニングはアイルランドの電力と同等の消費量だとされています。

10〜60分待っても100%確認されないというのは大きなリスクです。
少額取引に使えるが、取引あたり2 0セントがマイニング手数料としてかかってしまいます。
例えば、地下鉄の改札は信用リスクを追う必要があります。1日2ドルとか5ドルしか使わない場合には向いていません。

分散化レジャーでなにができるのか?

為替で情報格差がなくなるため多く人が参加できて流動性が上がります。株での利用も可能です。
土地の地権やドメインネームにも応用できます。

ビットコインはすべてのユースケースに使えるのか?

ひとつのブロックチェーンにすべて入れるのはリスクが大きく複雑です、相互依存性が大きくなります。
なぜ新たなプロトコルが出現するのか?なぜブロックチェーンではないのか?様々な人、様々な経験によりイノベーションが生まれます。

イーサリアム、エリスはパブリッックなブロックチェーンで実行される相手の信用が必要が要らないものです。弁護士以外にメリットがあります(彼らの仕事がなくなるから)
キックスターター、オークション、クラウドファンド、宝くじなどを実行できるようになります。

ステラーとは?

金融ネットワーク間のモノ、それからどんなもでも繋がることができます。グローバルトランスレーターとして機能します。

マルチカレンシーサポートをすることにより速く安く、非営利団体なので世界のすべての人のためにあり、発展途国向きです。
南アフリカではパイロットがいて無料の貯蓄口座が女の子とために与えられます。大量のものでなく退学を思いとどませる額です。
お金と学校とは?そしてアイデンティティーを得ることができる、という調査をします。
女の子が貯蓄できるということから学校にとどまる、識字率が上がると報酬が上がる、子供を後に産む、女の子に投資で貧困から早く抜け出すというサイクルを作り出します。

ステラ

フォードを超えて電気自動車、自動操縦、ドローンで何ができるか?デジタル通貨のイノベーションがどういったアプリ、イノベーションを起こすのか?今後に期待すべきです。
難しい問題にこたえるには、本田宗一郎のように手にレンチを持つことが必要です。

ステラ

Joyce Kim氏へのインタビュー

CCM:最近リップルが本人確認を導入しましたが、ステラも導入予定はありますか?

Joyce Kim氏:
全くありません。ステラは個人向けに作られています。

CCM:日本にはリップルやステラへの投資が盛んに行われていますがウォレットの日本語版を出す予定はありますか?

Joyce Kim氏:
日本でのステラコミュニティーがアクティブなのは知っています。とても嬉しいことです。開発者の一人が日本を拠点として活動もしていますが、いまのところボランティアなどでニュース記事が翻訳されたりもしています。日本語化もボランティアによって行われる予定です。

まとめ

ステラとリップルの違いはスピーチ内容で明らかとなっている。近頃のリップルの動きとは違い、個人、そして発展途上国向けに開発が行われている。非営利組織というのも非常に重要な点で利益のために方針を曲げたりすることは起きにくいのではないだろうか?ウォレットへの本人確認導入も行われないようなので中央化されすぎた通貨が嫌いな人も扱いやすいかもしれない。そもそも発展途上国などID自体を持たない人々にも普及させようとしているプロジェクトであるため本人確認の導入は難しいのかもしれない。
UNBANKEDを救う、人々のために金融インフラに革新を起こすステラーに今後も期待したい。

The New Context Conference 2015 Tokyo まとめ特集はこちら

参考元
ncc.garage.co.jp


4 Trackbacks & Pingbacks

  1. The New Context Conference 2015 Tokyoの豪華な出店ブース&まとめ記事一覧
  2. The New Context Conference 2015 Tokyo まとめ特集
  3. 暗号通貨(仮想通貨)とインターネットの同じ点。違う点。 | これからの暗号通貨のはなし
  4. Stellar.orgが新たな資金調達キャンペーンを開始:20億人のためにお金が機能するようにあなたの助けが必要です

Comments are closed.