EllipticとIWFはパートナーシップを結び児童ポルノの撲滅に取り組む

ビットコインスタートアップのEllipticとInternet Watch Foundation (IWF) はパートナーシップを結びビットコインを用いた児童ポルノ犯罪抑制を強化する。

Ellipticはアンチマネーロンダリング、ビットコイン関連企業と顧客間のビットコインの流れを監視する業務を行っている。だが彼らのゴールは人々のプライバシーを無くすことではなく、企業にとってより情報を得られやすい環境を作ることである。今年3月にはSantander InnoVentures、KRW Schindler、Digital Currency Group、Octopus Venturesより500万ドルのシリーズA投資を受けている。

オンライン児童ポルノの排除に焦点を当てたIWFは違法なコンテンツを扱う者のビットコインアドレスデータベースをEllipticに提供する。ELLIPTICはそのデータを元にトランザクションの監視と製品調査を行いビットコインが使用された場合には法執行機関、金融機関へのアラートを行う。

Ellipticソフトウェアは人工知能を使用してブロックチェーンネットワーク上の疑わしい取引と活動パターンを探索し、異常なトランザクションを検出、追跡を行うことができる。
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IWFは、個々のビットコインアドレスを特定したかは明らかにしていないが、すでに児童ポルノコンテンツが含まれる68,000件のURLを特定したとしている。IWFのSUSIE HARGREVES氏は「この数年で我々はビットコインを利用した児童ポルノコンテンツの増加を見てきた。新たな我々のパートナーシップはビットコインを用いた犯罪行為に取り組むのには必須なものである」と語っている。

ビットコインの利用件数はここ数年で増加傾向にあり、公共料金の支払い実験が行われるなどメインストーリームへの露出も増えつつある。だが一方でランサムウェアやダークマーケットでも使用されていることも事実である。メインストーリームの報道ではよく、ビットコインは匿名で利用できるネット上の通貨と題されるが、ブロックチェーン上の取引である以上全てのケースに当てはまることではない。

2014年に行われた研究では60%ものビットコインユーザーは簡単にIDの特定が可能であるという結果が出ている。暗号通貨がメインストーリーム市場へ進出していくには、これらの犯罪行為の抑制活動を行っていかなければ、再びメディアなどの報道により足元をすくわれることになるかもしれない。

参考元
siliconangle.com