ビットコインのブロックサイズ議論とは?

ビットコイン

ビットコインは現在『構造的危機』に直面していると言われ、コミュニティーが真っ二つに分裂している。

ビットコインのブロックサイズについて論争が起きているのだ。

ブロックとは?

ビットコイン
ブロックとは取引をひとまとめにしたもので、承認され、後にビットコインの誰でも見ることの出来る元帳(ブロックチェーン)にシェアされる。

ビットコイン初期にはブロックあたり36MBまで取引データを扱えたが、2010年にネットワークの攻撃やスパムに対抗するために1MBまで引き下げられた。

この制限は今日も続いているが、取引量が増加するとブロックが一杯になってしまう。

2013年には平均的なブロックサイズが125KBから425KBまで増加し、1日のビットコイン取引量は2.5倍となっている。
いくつかのブロックは既に制限の1MBに達している。TradeBlockのリサーチによると1日に制限に達してしまうブロックは4倍に増え、遅延が発生しているという。

来年にはネットワーク上の全てのブロックは制限一杯になってしまうと予想されている。

ブロックがいっぱいになってしまうと何がマズいのか?

取引の未処理分がネットワークの妨げになってしまうという心配がある。こうなってしまうと、いくつかの取引に大幅な遅延が発生したり、いつまで経っても承認されない可能生が出てくる。
例えば、ATMを使ってビットコインを現金化しようとした場合にATMの前で何時間も突っ立っているなんてことが起こりうる。

Coin Walletという匿名のウォレット会社は9月に新たなストレステストを計画している。このストレステストでは大量のビットコインを使って膨大な取引を行いネットワークにストレスをかける。計画通りにいけば、30日間の記録がとれる。

なぜブロックサイズを大きくしないのか?

ビットコイン
ビットコインのコア開発者Gavin AndresenによるBIP101という提案があり、これは現在Bitcoin XTクライアントでテストされている。これは ブロックサイズを8MBまで引き上げ、2年ごとに40%の引き上げ、2036年までに8GBにするというものだ。
同じくコア開発者のPieter Wuilleによる、毎年17.7%引き上げるという提案や2MBにするといった提案もあるが、大きなサポートを受けられていない状況だ。
Bitcoin XTは他の提案よりも一歩先に進んでおり、『コア』を取って代わる可能性がある。開発者のMike HearnとGavin Andresenはノードオペレータとマイナーへサポートを呼びかている。

ビットコインはオープンソースであるため、半数以上のノードがXTを採用しなければ実現はしない。xtnodes.comによると、既に全体の14.3%が採用していることがわかる。

誰が賛成しているのか?

抜本的で危険とし、XTに賛成しない開発者も多く存在している。
より大きいブロックはビットコインのサービス提供者にとっては好都合だ。Coinbase、Blockchain.info、Xapoなどのウォレットサービスはブロックチェーンを安価で扱えることが大前提のサービスである。
アジア、ヨーロッパ、アメリカでマインを持つ巨大なクラウドマイングサービスであるGenesisマイニングがユーザーに対して投票を行ったところ、87%が賛成を示したようだ。
クラウドマイニング特集
xtnodes.com/によると、既に全体の14.3%が採用していることがわかる。

他のオプションは?

ブロックサイズの問題を解決するにあたって、ビットコインのコードを調整するよりもシンプルな方法がある。それはプロトコルから離れるという方法だ。

プロトコルから離れるというのは、ギャンブルサイトやfaucetで行なわれている『オフチェーン』である。ギャンブルサイトなどの場合は完全に中央型であるが、Lightning NetworkなどのプロジェクトはDecentralizedでこれを実現しようとしている。

マイクロペイメントチャネルの仕組みについては大石氏のブログに詳しく書かれている。
doublehash.me

参考元
xtnodes.com
coindesk.com


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