書籍『山口組分裂と国際金融』を読んで経済の裏側を知ろう

ビットコインはマネーロンダリングや薬物売買に利用されるため危険だという指摘がよくされるが、実際にはこれらの犯罪の大半にはフィアットマネーが利用されている。暗号通貨にはビットコインをはじめ、匿名性を重視したMoneroやZcashなど様々なタイプのものが存在しているが犯罪者が最も好むお金はもちろんフィアットマネーである。最終的には現ナマ、特に世界中で使える米ドルが最も好まれる。

ビットコインや他の暗号通貨の将来を予測するためには我々の利用しているフィアットマネーの歴史以外にもフィアットマネー経済の裏側を知る必要があるかもしれない。

書籍『山口組分裂と国際金融』は猫組長と渡邉哲也氏が対談形式で、山口組の歴史から経済ヤクザのシノギまで普段はあまり知ることのない裏経済について話し合う。猫組長は元投資顧問会社勤務でバブル崩壊後に山口組系のヤクザとなったインテリヤクザの代表格である。ヤクザ時代にはインサイダー取引や石油ビジネスを行っており、2015年に引退し堅気となる。

恐らくヤクザのシノギのイメージは賭博、売春、薬物だろう。しかし、ヤクザの中にはインテリジェンスと暴力の両方を駆使する経済ヤクザというものが存在する。一瞬ではあるが、この本の対談にはビットコインという文字も登場する。最新のマネーロンダリング事情を語る場合、これからは暗号通貨が頻繁に登場する可能性が高いが、やはり最終的には現ナマが最も重宝されるだろう。


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