なぜビットコインに中央銀行が必要なのか?

なぜビットコインに中央銀行が必要なのか?

ビットコインには中央銀行が存在しない。
リバタリアンなどのビットコインサポーターはこの特徴を非常に好んでいるのも事実である。
しかしながら、中央銀行が無いことによるリスクも非常に大きい。
マウントゴックスが破綻した事件がそれを表している。

マウントゴックス取引所を利用していた人間は自らのビットコインを取引していると勘違いしていた、実際には『ゴックスコイン』を売買していたのだ。

マウントゴックスの破綻はビットコインの世界に大きな影響をもたらした。多くの人々に取引所の恐怖を与え、自信を喪失させてしまった。

価格の下落よりもビットコインユーザーの精神的ダメージの方が大きかったと言ってもよいのかもしれない。

事件後、取引所は顧客の預けているビットコインの100%を保証するべきだとう要求が多くなった。
実際、先週中国のOKCoinが預け金の保証を発表している。
この保証はOKCoinユーザーにとっては非常に嬉しいことではあるが、経済の循環という観点からは良いこととは言えないだろう。

銀行は小口で顧客から資金を集め、それを企業などに利息を付けて貸し付けることにより経済を活性化する。
ビットコインの取引所が銀行同様に100%顧客の預かり金を保証してしまうと、取引所の保管庫にはすべてのビットコインが保管されたままの状態となり、ビットコインの市場への流通量が減少してしまう。

この問題に対する良い解決策の1つとして、取引所が顧客の資金の80%を保証するという考えがある。
これにより顧客もある程度安心して取引所を利用することが可能となる上に、取引所も集めた資金を運用出来るようになる。
80%の蓄えというのは最悪の事態が起こったとしても十分に対応出来る量だと言えるだろう。
最悪の事態が起こった場合には中央銀行のような組織(ビットコイン中央銀行)が介入し、顧客の預入金の割合に応じた対応をする。
これは取引所が全くペナルティーを受けないということではない、取引所は罰金や取引所リストからの削除といった相応のペナルティーを受けることになる。
ビットコイン中央銀行はいくらでもビットコインを発行出来るわけではないのであくまで、取引所の支援、保証をする役目となる。

参考元
forbes.com